北海道2013 道南道央の旅(その6)
センターで手続きをして車に乗り見学ツアーのスタートです
許可車両以外進入禁止の先に進み車を降りて目の前に待っていたのは、ヒグマ注意の看板
ガイドさん「この看板の傷はヒグマの爪痕ですよー」
( ^ω^)・・・
ガイドの山とか周囲とか自然に関する色々な話とか体験談とか聞きながら歩いて
糠平湖の湖畔というか湖底に到着

そして念願のタウシュベツ川橋梁とご対面

北海道で何が何でもこれだけは絶対に見たかったものの1つです
この橋は水に浸かってるのが有名だと思いますね
見学ツアーとかツアー自体が苦手で利用する事って無いんですが、
ここまで接近して見るにはこうしないと行けないですからね
さすがに個人だとしても熊リスクを犯してまでは・・・
そもそも何が何でも見たいと思うものを
ここから結構離れてる対岸の国道の展望台から見るとかじゃ満足できないよ
雪をかぶってるのが標高2013mのニペソツ山、今年が標高年の山です

ガイドさん曰く登るのはかなりハードだそうで
おおまかにあそこからああやってとか教えて頂きましたが・・・それはキツイ・・・

ぐるーっと見回してからタウシュベツ川橋梁にの近くまで接近
崩落の危険があるので立入禁止のロープがあります、もちろん橋の上を渡ることも出来ません

実際に来るまでは小さいのかと思ってましたが、かなり高さと大きさがありした
タウシュベツ側橋梁は廃線となった士幌線の旧線
1939年~1955年の糠平ダム建設までの間使用されていました
なのでさっき行った鉄道資料館と糠平川橋梁はダム建設で移設された士幌線の新線の跡になります
完全に足の下まで見えるのはこの時期ぐらいで
天候や発電所の関係などの様々な要因で変動があるものの大体は5月下旬から水位が上がり、湖に沈んでいきます

反対側へ移動

中に石を詰めてコンクリートで覆ったコンクリート橋
風化具合がなんとも言えないぐらい不思議な趣を感じました

足跡

ヒグマの足跡
雄の熊のものだそうで、昨日の最終見学ツアー後から今日の朝方の物
そもそも湖底に降りてくるのはかなり珍しいんだそうです
ツアー参加者さんの美脚 VS ヒグマの足跡

この大きさと幅って・・・襲われたら終わりだわ・・・
足跡の沈み方からも体重の重さが伝わってくる


タウシュベツ川橋梁で最も危うい崩壊箇所

周囲のコンクリが落ちて中の石がボロボロと落ちています
崩れるならまず個々が落ちるだろうとは言っていました
ニュースで完全な姿は今年が最後とか言われてますが、
前々からそこそこ崩れている部分らしく、
過去の地震とかこの状態で今年の十勝の地震を耐え抜いているのでまだ数年残る可能性も十分あるし
どうなるか断定できないとおっしゃってました
この時のガイドさんが自然の流れに任せる的な感じの話し方をしていたのはとても印象的でしたね


去年この部分にこの水の流れはなかったそうです
その為、水の流れが当たる橋桁の部分の土砂が流れて埋もれていた風化していない橋梁の昔の姿が見えてました
(実際に橋桁はさらに下の方まで埋まってるんだとか)



橋の上をまっすぐ見るとこんな感じ

ここに鉄道があって集落もあったんだなぁ

そしてタウシュベツ川橋梁を後にして次の場所へ
除雪基地の近く

士幌線 幌加駅跡

鉄道資料館で見た栄えていた頃の幌加駅の地図を思い浮かべるとこの光景が信じられない
数軒民家の土台があるから人の生活があったのはわかるけど、あれだけの建物があったとは想像が出来ない
この後は道沿いから他の橋梁などを見ながらセンターに戻り見学ツアーは終了
移動中も含めガイドさんから色々な話を聞けたのでとても良かった
得られる知識もあったし、こういう体験ツアーは結構良いですね
センターを後にしてバスの時間までオープンしたばかりのひがし大雪自然館へ
大雪博物資料館と環境省ぬかびら源泉郷ビジターセンターを統合した施設
オープンしたばかりとあってか駐車場は常に満車でした
バスに乗り帯広駅まで戻り、さらに千歳方面まで戻って4日目が終了
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