ぐりふの隠れきっていない隠れ家

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東北・北の大地の旅 北海道編(その5)

かもめ島の風景にほくほくしながら開陽丸のところへ
esashi

開陽丸は江戸幕末の幕府の軍艦
オランダで製造、1867年3月に日本に到着,4月に幕府の軍艦として任命・使用されたものの
幕府の力が衰え始めて明治政府が力を徳川家臣が開陽丸を奪って北海道へ
(その間に大阪、品川、仙台などを移動)
江差の陸兵を援護する為に江差沖にきたものの暴風雪によって1868年11月に座礁、10日後に沈没
軍艦としては1年数ヶ月の活躍でした
1868年11月は既に明治への改元が出されていたんですよね・・・

昭和50年に沈没した開陽丸の船体・遺物が日本初の海底遺跡として登録され発掘調査が開始されました
この開陽丸は復元ですけど、中は資料館として当時の歴史や発掘された物が展示されています

開陽丸を見た後、次に向かうのは姥神大神宮

が、なにやら神宮前でイベントがあったらしくその片づけの真っ最中
邪魔になってもいけないので遠目から確認してそのまま次の目的地へ

江差追分会館
esashi

昔に信州中仙道で唄われた馬子唄が元となり全国に広まり
そして北前船によって江差に伝わったと言われてます。
江差追分はケンリョウ節と混ざって独特の音調を持っているものだとの事
そして人間讃歌でもあるんだとか

譜面を見たけどあれは譜面と言うよりもすごいな、回転しちゃうなんて・・・
でも歌うには分かりやすいのかもしれない、特にイメージ的な意味でね
江差町には姥神大神宮渡御祭という祭事があって13台の山車が町内を練り歩きます
追分会館にはその資料室もあり、山車が2台展示されていました

江差はにしん漁が有名でにしんそばをお昼がわりにしようと追分会館のとなりで食べようと思ったら
昼を過ぎているのに人がいっぱい、
外で待つ時間、注文して出てくるまでの時間、食べる時間、戻る時間全てを考慮したら危ういのでにしんそばは無し
かもめ島の偉大で既に何ヶ所か回れてないので今更1つくらい減ってもね、
晴れた時にかもめ島は行ってみたいし、またいつかくれば(==;

というわけで江差最後の目的地となったのは五勝手屋本舗
坂道を上がって行くわけですがここで気づいたのが、江差の集落は海辺ではなく坂の上にあるということ
海辺にもあるんだけど、店舗とかそういう生活部分は大体上の方にあるなーと

esashi

五勝手屋本舗に到着しておみやげ兼、自分用の羊羹を購入
esashi

五勝手屋羊羹は函館のキオスクで買って食べた時にこれは懐かしい味だと
(懐かしいと思ったのは落合羊羹に味が似てたからかもしれない)
んで本店を調べたら江差町、これは行くしか無い!!!と言う事でね買いに来たのです
丸缶て形もまたいいし、なんかショットガンの弾っぽくてヒグマに勝てないけど勝てそうな気分がした

うん、気分だけね・・・絶対に勝てっこないし(==;

駅に戻って帰りの列車時間まで待ち
来た時に駅の写真をあまり撮ってなかったのでちょっとパシャパシャ

木古内方面
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線路の終わり
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国鉄時代の廃線が始まる前の地図を見ると
計画当初とかはきっと廃線となった瀬棚線まで延ばしたりする構想とかあったんだろうなと思う
江差駅で驚いたことと言えば、駅員常駐なのに改札業務をしないという点
湯ノ岱でもそうでしたが木古内ー江差間って駅員居ても完全に改札業務なしの完全ワンマンなんですね


そして列車に乗り木古内へ
その途中、一昨日もとある場所を車窓から撮影を試みて何度かチャンスがありながら
全て失敗した風景を撮影する最後のチャンス
もう全部ピンぼけで何かもわからない写真だけだったからね

GPSで場所を確認しながら狙って狙って・・・


amanogawa

なんとか撮れたよー(ノД`)

天ノ川駅

にみえる施設というかオブジェクト
駅ではないので列車は当然素通りします
地元の方が町づくりの1つとして作ったもので
車窓から見てもホームの作りとか特に駅名標、かなりのクオリティだと思います
正直、知らなくて駅ですって見せられたら信じてしまうな、、、
キロポストも設置されてるらしいですし、
そもそもこういうのを作れるっていうのが凄い、JR北海道の許可とか絶対に要りそうだし


木古内駅で特急待ちとなるので少しぷらぷら
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北の大地の始発駅

・・・ぇ・・・知内駅は・・・

連絡通路
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連絡通路から函館方面
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新幹線の工事が着々と進んでますね
並行在来線の対象となる木古内ー五稜郭間は3セク移行が決まったみたいですけど
問題は並行在来線対象ともならず話に出てこない木古内ー江差間はどうなるのかなぁ
少なからず地元の足としては利用されていたけども採算は厳しいだろうし
でもあの辺りは道道5号が塞がったら孤立しちゃうしなぁ、本当にどうするんだろうか

やがて雨も降り始めておとなしく待合室で待機
一番最初の計画では木古内ー江差間の駅制覇と江差町散策だったんですけど、駅制覇は色々あって無理でした
けどそのおかげで小樽とか回れたわけだから結果オーライです
なーにまた来ればいいんだよまた来れば'`,、('∀`) '`,、

そんで特急白鳥に乗って北海道にお別れをして青森で最後の宿泊


2012年5月6日

ついにこの長い旅の最後の日
東京で用事を消化し、知人と合流して無計画にぶらついて始まりの駅に戻ります

青森から新青森へ
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この先に北海道新幹線が・・・
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新青森からは東北新幹線で一気に東京までいっちゃいます

E5系のはやて
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さすがに始発のはやぶさの時間に来るのはマゾすぎたのでね・・・
E5と言う事は勿論あれですわ

hayate_e5

グランクラスに乗車ヽ(゚∀゚)ノ

快適すぎてこれは癖になりそう
値段は十分に納得できる金額でしたよ
もうあれだよあれ、新幹線じゃなくグランクラスという乗り物だった
青森を攻めたりする事が今後あればまた乗ろう( ^ω^)

予定通りに東京に付いて早速問題が。
東京駅のJR東の新幹線乗り場って東海道新幹線と在来線に挟まれてるんですよ
周遊きっぷのゆき券、かえり券は路線をきっちり決める必要があって今回は東北新幹線→東海道新幹線の切符
この場合は東海道新幹線乗り換え口で途中下車を言えばいいのか、在来線乗り換え口なのか悩む

まどっちかに行くしか無いので切符通りに東海道新幹線乗り換え口の駅員さんに聞いたら
在来線乗り換え口の方から~と教えて頂きました

んで、ロッカーを辛うじて見つけて荷物を入れ、PASUMOを購入
原宿、下北沢で用事を済ませてから知人と合流し無計画に彷徨い
東京駅から新幹線で新神戸に戻りました


8泊9日の旅、
実際、もっともっと長く出ていたようなそんな感じがあります
昨日行った場所も既にとっくの昔のように感じるし、旅途中ずーっと常にそういう感じでもありました
完全に自分の感じてる時間と実際の流れが違う、1日が何日分とか何度も行ってるようなそんな感覚とも感じる
この旅自体が浮いている感じ、2012年GWは確かにこの旅をしたけど
でも2012年GWに行った感じがしない、もう不思議な感じになってます

今まで1泊とか2泊で行ってたのは「旅行」であって今回のこそ「旅」だったという感じも強いですね
さらに終わった後に後悔すればいいとか思ってたのになにも後悔するものが無いんですよ
手違いで出発前に工程が変わったり、暴風雨にあって予定を変更したり予定してた場所も行けなかったりした
でもそういう事を踏まえたとしても後悔は無い

まぁこれだけは自信を持って言えます
「行って良かった」


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