ぐりふの隠れきっていない隠れ家

あれが出来る前に石川へ行こう2(その2)
  • その1
  • その2
  • 2015年2月12日

    天気予報ではあまり天気がよろしくなかったけど太陽が出ていたのでホテルから歩きながら尾山神社へ

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    尾山神社

    鳥居の奥の塔のようなものは神門
    1875年に建てられた和漢洋混用の様式をもつ門で国重要文化財に指定されています。
    昔、三層目には御神灯が灯されていて灯台の役目もしていました。この位置で灯台って当時はどんな地形をしてたんだろう?

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    鳥居と神門

    御祭神:前田利家公、正室松子命

    二代目藩主の前田長公が先代の前田利家を祀ろうとしましたが、 幕府の許可無く創建することが出来ない為、物部八幡宮と榊葉神明宮の遷座を名目に卯辰八幡宮を建立した際に利家公を合祀。 そして1873年に金谷御殿の跡地の現在の場所に遷座して尾山神社へと改称しました。

    狛犬さん

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    拝殿から右手の奥

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    摂社の金谷神社

    二代目藩主から十七代目藩主と夫人が祀られています

    側には神苑

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    元は金谷御殿の庭園で、古代舞楽の楽器を模した大名式の地泉廻遊庭園です

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    導水管

    1632年頃に犀川上流から金沢城へ導水した辰巳用水が完成、その一部をここにあった金谷御殿にサイフォン原理を応用して水を引いて神苑に滝が造られました。 当時の水路は木管でしたが1844年に石の導水管に取り替え。昭和に道路工事などで水路は無くなったものの、その後に石の導水管が発見されました。

    尾山神社から香林坊へと歩いていると徐々に風が強くなり小雨が、、、
    香林坊のバス停に着いた時には体感温度が下がって寒くなってきたのでバスの時間調整も兼ねて道向かいのスタバへ向い、店内に入ろうとしたら強風に煽られたメニュー看板が見事に直撃。 戻してまた倒れても仕方がないのでそのまま看板を持って入ろうと思ったら後ろから歩いてきてた人が「大丈夫ですか」と声をかけてきて、しかもその人が出勤する店員さんだったというミラクルで流れからそのまま看板を渡してしまったので看板持ち込み入店は出来ませんでした(´・ω・`)

    そんで入店した時の店内からの視線はとても感じたので周囲から見たら相当な看板ストライクだったんだろうか…まぁ確かに大きな音はしたと思うけど…

    朝食兼寒さしのぎでバスの時間を調整してから再び香林坊のバス停へ
    バスに乗って金沢市を離れて白山方面へ、一の宮バス停で降りて歩いて数分

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    白山比咩神社へとやってきました

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    表参道


    表参道は欅や楓などに囲まれた250mほど。
    雪があるということで融雪用に水が流されていましたが、完全には溶けきって無いので慎重に、、

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    老杉

    御神木の老杉で樹齢は約800年の杉の木で、幹周りが約12m、高さは約42mあります

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    参道の階段をのぼり終わると荒尾前神社と神門

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    荒尾前神社


    神門をくぐると白山比咩神社の拝殿に到着

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    拝殿


    御祭神 白山比咩大神(菊理媛尊)、伊弉諾尊、伊弉冉尊

    全国白山神社の総本宮で崇神天皇7年(前91年)に舟岡山に神地を定めたのが創建と言われています。
    297年に手取川の河畔に遷座したものの河川の氾濫などで716年に手取川沿いにある安久濤の森へ遷座、 1147年には白山本宮が比叡山延暦寺の末寺となりました。その後、1480年に大火で焼失して末社の三宮が鎮座していた現在の場所へと遷座しました。 明治の神仏分離によって1877年に白山比咩神社を本社、白山の嶺上にある祠を奥宮と定められました。

    白山は霊峰とされ富士山、立山と同じく山岳信仰の山で峰々の総称で最も標高が高い2702mの御前峰を中心として大汝峰、剣ヶ峰、別山を主峰としています。 白山信仰は白山神社が創建されてからで、717年に僧侶の泰澄が白山に登り、奥宮を建立してからになります。それ以降多くの信仰を集め馬場も整備されました。現在では馬場の場所は石川側には白山比咩神社、福井には平泉寺白山神社、岐阜には長滝白山神社が鎮座しています。

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    三本杉

    この三本杉も御神木で、1983年に昭和天皇が境内の杉の種をまかれて、その苗木を御神木として植樹したもの

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    白山奥宮遥拝所

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    禊社・禊場

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    亀岩

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    住吉社

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    南参道の鳥居


    再び拝殿まで戻り北参道の方へ

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    北参道の駐車場入口の鳥居

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    北参道の鳥居


    北参道の狛犬さん

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    白光苑は雪で閉ざされて行けなかったのでまたですかね、いつかは白山奥宮まで参拝したいですし

    色々と見させていただいて表参道から神社を後に。

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    一の宮のバス停まで戻ってきました

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    バス待合所(元駅舎)


    ここは北陸鉄道の金名線の駅で当時の駅舎がまだ残っています
    金名線は鶴来駅から白山下駅までを繋いでいた路線で1987年に加賀一の宮~白山下が廃止、 2009年に残っていた鶴来~加賀一の宮の廃止となりました

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    駅ホーム


    撤去費用などの関係で未だに架線も線路も残されたままとなっています

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    踏切を渡る時に来ないとわかっていても列車が今も走っているんじゃないかと…

    ここからは歩いて鶴来駅へと戻りますが、その途中にある金劔宮へ参拝

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    oh…参道の長い階段が雪でこれは迂回か…
    と考えつつ踏み跡も少しあったのでちょっと様子を見てダメだったら迂回しようと参道へ

    無事に登ると金劔宮の社殿が

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    金劔宮

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    拝殿


    御祭神:天津彦火瓊瓊杵尊、菅原道真、大山咋命、少彦名命、大国主命、猿田彦命、日本武尊、事代主尊

    白山七社の一社で、崇神天皇3年に創建されたといわれる神社でこの鶴来という地名は昔は劔と記されていて創建時は劔宮または劔神社としてその後に金劔宮となりました。 1908年に大國社、恵比須社、日吉社、大鳥社、1914年に菅原社、 1914年に日吉神社を合祀されています
    また、分霊を祀った神社が岐阜県郡上郡と福井県遠敷郡に金劔神社として鎮座しています。

    また、1183年に源義仲が倶利伽羅峠の戦いで平家を破ってこれを金劔宮の神恩として鞍置馬を数十頭と横江庄を寄進し、 数年後には源義経参拝したり歴代藩主等も崇敬を集めていた神社でもあります

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    参拝後、境内を散策へ

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    恵比須社

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    天の真名井

    天平年間から伝わる古池で、昔は戸の池や殿池とも言われていました
    千天の時も大雨の時も水量が変わらず「明星水」「天忍石水」として住民からの尊敬もあったと伝えられています

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    金刀比羅社

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    丈六宮

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    霧島神社

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    招魂社への参道と鳥居

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    招魂社


    招魂社前の狛犬さん

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    招魂社から拝殿の方へ戻りその隣、

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    乙劔宮

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    恵比須社

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    鶴来駅から列車に乗って野町駅へ、野町駅からは歩いてにし茶屋街へと

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    にし茶屋街


    にし茶屋街は金沢の3つの茶屋街の1つで、にし茶屋街は今も料亭や芸妓さんが多い場所です

    そこから少し北へ進み神明宮

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    神明宮


    創建は不明だそうですが、1357年にはこの場所に鎮座していたそうです。
    悪事災難厄除けの信仰があり、年に2回、あぶりもち神事が行われます。 この神事はお餅を御幣形にして串に刺したものをお守りとしたり、聖火であぶって食べてる事で身体の災厄を免れるというもの

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    御神木

    樹齢1000年を超えると言われる欅の巨木

    金沢駅まで戻って金沢周辺の散策は終わり。


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