ぐりふの隠れきっていない隠れ家

ぐりふの旅 JR氷見線+αと筒石(その1)
2009年09月05日

BLOGでも述べたように北陸新幹線が出来てしまうと
北陸本線とその枝線が第3セクターになってしまう
そうなると18切符で行くことも出来なくなる。。

別に18切符じゃないとダメというわけでもないんですが、
2014年の開業後に3セクになる直江津~金沢が1社になればいいんですが、
県毎に区切られると乗り継ぎ料金とか本数とかどうなるか・・・
ぅーん、関西私鉄の様にうまくフリーパス出ればいいんだけど・・・

前置きが長くなりそうなのでここで終わって
本来は黒部ダムを考えていたんですが立山料金と上記件を考えてやめて
プランを練り直してた時に「氷見線」って響きカッコイイ!
JRの時代に筒石駅とかも行っときたいなぁ
ふむ、だとすると高岡がよさそう?

よし決まった!
氷見線全駅下車だ!!!勢いで筒石駅いってみよう!!!!

という安易な方向転換で高岡と筒石に行ってきました

当日、仕事で帰ってきたのが0時過ぎ
ちょっとゴソゴソしてたら出発2時間前となり寝ると危険なので
とりあえず上手い具合に列車内でねればいいやと一睡もせずに出発
(保険として携帯のスケジュールに下車とかの予定時刻10分前で通知設定)

うとうと・・・数時間後

敦賀駅

無事に敦賀に到着、ここから乗り換えて金沢方面へ
噂には聞いていましたが、本当にトンネルが長い
敦賀駅を出発して遭遇する北陸トンネルは普通列車が通過するトンネルでは日本最長となるトンネル
そしてこの車両のシートは拷m(ry

と感じながらも睡魔には勝てず、またもや数時間後

金沢駅_01

金沢駅とーちゃく
ここでさらに富山行きに乗り換え
金沢を出た後に暫く新幹線用の高架と併走するような感じに。
ほんと色々と工事が進んでいるようです
気づいたときには高岡駅手前、高岡(氷見線)周りは後で戻ってくるので見るだけ
またウトウトしてたら富山駅目前でした

富山駅

富山駅到着
ちょっと肌寒い、風が吹くと長袖が欲しいようなくらいに冷え込む寒さ
恐らく曇っているからでしょうが昼間にこの気温はキツイ、明日の高岡大丈夫だろうか・・・
それとも近くで雨降ったのかなぁ

ホームで幾つもの特急を見送りながら直江津行きを待つ事数十分
折り返しの直江津行きに乗り換え
次は終点下車ではないので寝るのもアレだしと言う事で車窓を眺める事に。

海沿いって紀勢本線とか山陰本線とかあったけど、雰囲気が全く違いますね
田園走りながら海が水平線まで見えたり反対側は同じくらいの距離で山があって
そうだと思っていたら、海の崖っぷちというかそんな感じの場所を通ったり
北陸自動車道が完全に海にはみ出ていたり、
曇っているせいで荒々しく見えたりして眺めてて飽きませんでした^^

糸魚川→梶屋敷→浦本→能生とやってきて能生駅を出ると直ぐに頸城トンネル
このトンネルの中に目的地の筒石

ここまできて、なんかトンネルの中で降りるって言うのが信じられなくなってきました
だって約11kmのトンネルですよ、、、


筒石_01

とか思いながらも筒石駅到着&人生初新潟県しかも地下!!
特急とかがブンブン通るトンネルの駅なので待合室はこんな感じ
(某駅と某駅には負けますが・・・)

扉の向こうに写っているのは乗ってきた普通列車

時計が示すようにここまで半日近い移動でしたが金沢出てからは凄く早く感じました

筒石駅はトンネル工事の際に使用した通路を利用した駅
昔は町中にあったのですが、この周囲の地域は地すべりが多くてその被害が多かった為に
トンネルを掘り今の場所に移ったんだとか


さぁ、地上へ

ホームから最初の階段
筒石_02

さすが地下というだけあって湿っていてコケが生えてます
でもその湿り方と蛍光灯のバランスがいいですね
駅とは到底思えない・・・

最初の階段を登ると通路へ
筒石_03

通気口?
筒石_04

この時に特急が通過する音と共にここから風がブフォーっと勢いよくぶつかって来ました
まさに気分はT.M.Re(ry

これは通気口ではなく工事の際に使われた通路を塞いでる物
だからトンネルからの風がまともに吹き付けてくるんですねぇ

地上への最後の階段(224段)
筒石_05

1段の高さが低めなのでしんどいだろうなーと思っていたのですが
幅が丁度良く疲れることなくスイスイ登れました

さて階段を登りきるともう地上
改札を抜けて駅の外へ向かいます

正式な新潟県初上陸だ!

筒石_06

右からトイレ、トイレ、駅入り口、駅員用入り口
トンネルの中の駅ということで筒石駅は委託業務駅
しかもwikiには24時間体勢と・・・まぁ確かに貨物とか寝台とかありますもんね・・・
写真の左側には川が流れているようで水が流れる音が少し激しく響いてました


少々駅を離れて海の見える方へ

筒石_07

この先が糸魚川市筒石地区
港まで降りてみたかったのですが、時間的にアウトなのでここから海を眺めて駅へ戻りました

駅まで戻ると記念に入場券を購入
筒石_08

このJRの切符も後数年なんですよねぇ
到着してからそのまま登ってきたので、駅待合室で一息ついて駅構内を散策へGO

筒石_09

上から見るとものすごい深く見えますね
鍾乳洞への入口ですって言われたらそう見えなくも無い

直江津方面は見たので糸魚川方面へ

筒石_10

ちょっと階段がくねっとなる位で直江津方面とさほど変わらず
糸魚川方面の待合室に着くと丁度、特急が通過中で風の抜ける所でして凄い音がしてました
通過後にまだ風音が凄い中、扉を取っ手を持ってみたんですが
もの凄い重くて開けるのを断念

風も落ち着くと扉もすんなり開くんですよね

筒石_11

これがホーム、向こうに見えるのは直江津方面のホームです
ホームは狭い上に濡れているので足元注意
さらに水が流れる音がはっきりと聞こえました

注意書きとして「列車が通過するときはホームの壁側に寄って下さい」
とありましたがこの狭さと足元、たとえ手すりがあったとしても
通過前(トンネルに突入した時?)の地点で風が凄いし、
それを考えると通過側のホームは危険すぎというか本当に危険

筒石_12

富山駅では半袖を後悔するくらい寒かったんですが、
筒石駅構内は19℃、、でも寒い事も無く快適な感じ
鍾乳洞とかああいう類になるのかなぁと考えつつ

列車の時間になってきたのでホーム待合室に移動しようとしたら

筒石_13

通路には見事に霧が発生中でした
待合室には既に駅員さんが下りていて掃除をされてました

そして列車到着アナウンスが流れたので駅員さんに続いてホームへ
扉がかなり重くて閉め難い(´・ω・)

向こうから明かりが見え、近づいてくるうち強くなる風圧
普通列車でも相当風圧を出すんだなぁと体感して富山行きの列車に乗り筒石駅を後にしました

滞在中に部活帰りらしき地元の学生2人とすれ違いました
他には鉄道ファン数名と車で見学に来てた親子ともすれ違いましたが
それでもしっかりと地元の足になっているんだなと感じました

そして24時間体勢、列車到着の度にホームへ降りてこられて乗降の安全確保とか本当にご苦労様です


その2へ