ぐりふの隠れきっていない隠れ家

草間台と原風景を探しに(その2)
  • その1
  • その2

  • 羅生門最寄りのバス停到着
    rasyou

    最寄りと行っても、こっから2km歩きます
    歩いて数十分、羅生門の駐車場にとうちゃーく

    rasyou


    羅生門は元は鍾乳洞で年月の経過で天井が陥没
    その一部が残りアーチ状の天然橋を形成しています
    第一門~第四門まであって
    少し前まで崩落などにより第一門より先に行けなかったそうです
    ※現在でも崩落の危険は0ではないみたい

    一応道はあるものの、なんか獣道化しそうな勢い・・・
    蛇とかトカゲが普通にいました

    第一門
    rasyou


    海にある洞門をイメージしてもらうのが一番いいかも
    それの山バージョンという感じ


    第一門を潜りその先へ進むと、第二門と第三門に到着

    rasyou

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    ここは急に気温が下がって涼しい
    上からはぽたぽたと水滴が滴ってました

    第二門と第三門は上部が繋がって形成されてます
    この第三門より先、第四門へは行く事が出来ません
    この羅生門を含めこの一体には色々な苔が生息していて
    南方の苔~北方の苔まで、中には貴重な種まであり、それが集まっている場所
    それが周囲の開発、伐採によって影響を受けて激減
    現在は回復に向けて色々としているそうです。
    噂によれば昔のままだと、世界自然遺産に匹敵してもおかしく無いような場所だったらしい


    一応第三門にある展望台から第四門は見えます
    第四門
    rasyou

    第三門の展望台から上を見る
    rasyou

    本当に天井がすっぽり抜けたような空間
    天井が無くなる前ってどんな大きさの空間があったんだろ


    rasyou


    昔のように苔が戻るのが先か、羅生門が風化して無くなるのが先かはたして・・・



    再び2km歩いてバス停に戻り、井倉駅へ
    バスに乗るとさっきと同じ運転手さんで、
    「羅生門どうでした~?」
    という会話からバスが貸切状態だったこともあり色々とこの辺りについて教えて頂きました
    八つ墓村か公開された時はこの辺りは相当賑わっていたそうですが
    年々減って今では・・・

    そうこうしてると井倉駅に到着
    んで隣の隣、新見駅へ
    新見駅に付いたら遅いお昼を兼ねて大好きなキムラヤでたくあんサラダロールでも食べようと思って行ったら

    無かった(´・ω・)ドコ?タクアンサラダロールドコ?

    仕方なく適当に二個ほどパンを買って駅に戻り次の目的地へ行く列車待ち
    次は隣の駅、伯備線の布原駅へ向かいます
    布原駅は伯備線なのに伯備線の列車が停まらないという駅
    停まりはするけど列車の行き違いで停まったりするだけで実際は降りれません乗れません
    代わりに停まって乗り降りできるのが芸備線の列車のみという不思議な扱い
    廃駅候補とも言われるこの駅
    岡山出身が関係あるのかどうなのか分かりませんけど
    この駅へは18切符じゃなく、新見から普通切符買って行こうという思いが強くて普通切符を買って向かいました


    布原とうちゃーく

    nunohara

    米子方面
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    新見方面
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    忘れ去られてひっそりある駅って感じは無かったですね
    朝に学生1人だけ乗って行って部活が終わって帰ってくるようなそんな光景がありそうな感じ
    この地区はポッカリとバス路線が無いので新見市内に行こうと思うと車か列車になるんだろうなぁ


    では帰りの列車まで集落を散策

    両サイドは山、川もあり谷間にひっそりとある集落
    民家も数軒しかなく時間がゆっくりとしてます

    nunohara

    nunohara

    聞こえるのは川の音と蝉の鳴き声だけ

    nunohara

    沈下橋・・・?
    nunohara

    地図で見る限り県道に抜けるための唯一の橋なんですが
    なんでこんな形状(==;


    この謎の田んぼの真中にある物体
    nunohara

    謎、下調べでこの写真をチラッと見たので実際に見てみたいのもあったんですよ
    田んぼの中にドーンと。
    近寄ってみたいけど、さすがに私有地になるので道路から眺めてました


    沈下橋っぽい橋から
    nunohara


    写真を撮りつつブラブラしてると地元の人に声をかけられて暫し立ち話
    コンクリの物体や、集落の事を色々と教えて頂きました

    あのコンクリの物体、昔の手信号機の土台なんだそうです
    昔は引き込み線があったりして信号が見難く、よく機関車や客車が脱線していたそうで
    その防止のためにあの位置に高く手動の信号機を設置していたそうです
    しかもそれが建てられたのは戦後というからまた驚き。
    戦前や戦中じゃないんだなぁ

    さらに大昔は川が氾濫して家が流されたりすることもあったそう
    ある時は集落で食べ物が残ってる家が2軒だけとういう事もあったとか
    話からして推測になりますが、あの橋の形状はその大水のせいで沈下橋のような感じになってるんかなと

    さらにさらに昭和の時代、SLがブイブイ走っている時は写真を撮りに来る人が沢山やってきて
    その人達を集落各家で泊めてたりもしていたんだとか
    民宿とかじゃなくてその日に来て直接泊めて下さいというパターン
    記憶に残ってる中でも最高21人泊めたとおっしゃってました
    一軒に21人って相当な・・・
    そしてSLが走らなくなってからそういう事もパタリと無くなって
    たまーに写真を撮りに来たりする人が居るくらいになったそうです

    と色々と教えて頂き、地元の人と別れて小高い位置にある集落を眺めれる場所へ



    nunohara


    うわぁ・・・期待通り
    山があって、田んぼがあり、川もある、
    自然だけじゃなくて、駅もあって民家もあって少し人の生活を感じる
    夕焼けとか、日が沈んだ後も趣ありそう
    もっと夕暮れだったら雨だったら雪だったら霧だったらと想像するとたまらん(*´Д`)
    夕暮れにワンマンがライト照らして停まってる構図なんてあったら18切符のポスターに使われそうな予感

    この位置から少し眺めてると特急やくもが通過して行きました
    やくもは特急ですが、この駅を減速して通過するため騒々しいような空気が流れない
    それもまた良い・・・

    さすがにこの場所で(*´Д`)と時間を消化しすぎると本気で帰れなくなるので
    しっかり目に焼き付けてから駅へ
    少し待ってると乗ってきたのと同じ普通列車が折り返してきて停車
    それに乗り込み布原を後にして家路へ